岩手いのちのアトリエつばさ

木のぬくもりあふれる薪ストーブのあるおうち

夢が叶った!


 木の家を建てるのは10年来の夢でした。そして自然農や自然と共生した暮らし、新しい学びの場を実現したかったんです。土地も随分探しました。

 信頼できる工務店に出あったのが5年前、今の土地に巡り合ったのが2年半前です。

 そこからは早くて、大地からニョキニョキ生えるように家が建ち、2013年11月に完成。今思うと、つぶつぶマザーとして活動を始め、ちょうど機が熟したのだと思います。


新しい暮らし方を発信する場に

 子や孫の世代に残したいものは何か、という基準で選んだ家づくりのこだわりは、ありすぎて書ききれません(笑)。いくつかご紹介すると、


①人体にも安全で解体時にもゴミを出さない自然素材。 

 地元の無垢の木をふんだんに使い、断熱材は羊毛、内装は生石灰、外壁も九州のシラスを材料にした塗壁で、ゆっくり呼吸する家です。化学物質過敏症の方が来たとき「家も食べものも大丈夫でした!」と感動していました。


②薪ストーブと薪ボイラーを導入し、暖房と給湯を自然エネルギー100%でまかなっています。

 オーストリア製の薪ボイラーは夏なら約5㎏の薪で1日分のお湯が作れる優れモノ。冬でも12~3㎏の薪で補助暖房のパネルヒーターにも熱を供給します。棟梁の丁寧な手仕事とトリプルガラスのおかげで断熱性能も高く、外が吹雪でも家の中は薪ストーブ1台でポカポカで、来た方によく驚かれます。


③つぶつぶの活動専用の部屋と広いキッチン。

 未来食セミナーScene1、初めての方向けのつぶつぶ体験会や料理教室、セミナー受講者向けのクラスなどを開催しています。子連れ参加も多く、子どもたちが遊んでいる傍らでのレッスンは好評です。


セルフビルドで進化し続ける家

 職人の技を大切にする工務店に共鳴し、大工さんが木材を1本1本刻むところからの手造りにこだわりました。

 それと同時に、1階部分の壁塗り、ウッドデッキ作り、書斎とボイラー室は夫と長男が壁に断熱材を入れるところから、とセルフビルドにも取り組み、今後もガレージの壁や軒の延長など、進化し続ける計画です。また、400坪の広い敷地を活用し、植樹や畑作りにもチャレンジします。